WooCommerce対応のWordPressテーマはどれがいいの?
この記事ではこのような疑問にお答えします。
ネットショップを始める際、テーマ選びは重要なポイントです。
当サイトでは、SWELLという人気のテーマを使用していますが、WooCommerceに対応していません。
そのため、ネットショップを作成する際に、WooCommerceに対応したテーマを選ぶ必要がありました。
WordPressのテーマは、種類が多くてどれを選んだらいいのか頭を悩ませるところ。
ネットで調べても、いろいろなテーマは紹介されているけど、結局どれがおすすめなののか分からない。
このような方がこのサイトにたどり着いたのではないでしょうか。
この記事では、日本語対応やWooCommerceとの互換性に優れた無料テーマを厳選し、私が選んだテーマと選んだ基準をご紹介します。
これから小規模なショッピングサイトを始めたい方にとって、テーマ選びのヒントが見つかるはずです。
ぜひ参考にしてみてください!
おすすめの日本語対応無料テーマ4選
これからご紹介する4つのテーマは、
- WooCommerceと完全互換性
- 頻繁にアップデートされている
- 日本語対応可能
これらの条件を満たした、おすすめのテーマとして厳選しました。
テーマ名 | サイト速度 | カスタマイズ性 | Elementor対応 | Gutenberg対応 |
---|---|---|---|---|
Storefront | 〇 | △ | 基本機能のみ対応 | 基本機能のみ対応 |
Astra | 〇 | ◎ | 対応 | 対応 |
OceanWP | 〇 | ◎ | 対応 | 最低限の対応 |
Neve | ◎ | 〇 | 対応 | 対応 |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.Storefront
Storefrontは、WooCommerceを開発した公式チームによるテーマで、完全な互換性が保証されています。
WooCommerce公式テーマとして、初めてネットショップを構築する方におすすめです!
軽量で高速
余計な機能を省いたシンプルな構造で、ページの読み込み速度が速く、SEOにも適しています。
基本機能が無料で利用可能
初期費用を抑えたい方に最適で、必要に応じて有料アドオンで機能を拡張できます。
公式テーマなので安心
WooCommerceチームが提供するテーマのため、互換性やアップデートへの対応が保証されています。
初心者にも扱いやすい直感的な操作性が特徴です。
2.Astra
Astraは、WooCommerceに完全対応した軽量かつシンプルな人気のテーマで、初心者から中級者まで幅広く支持されています。
軽量で高速
無駄のない設計で、ページの読み込み速度が速く、SEOにも強いテーマです。
カスタマイズ性が高い
無料版でも豊富なテンプレートが利用でき、デザインの自由度が高いのが特徴です。
ElementorやGutenbergなどのページビルダーとの相性も抜群で、直感的にデザインを調整できます。
ページビルダーとは、WordPressのサイトやページを作る際に、ドラッグ&ドロップで直感的にデザインやレイアウトを変更できるツールのことです。
コーディングの知識がなくても、ボタンや画像を簡単に配置したり、文字の見た目を変更したりすることができます。
頻繁にアップデート
定期的なアップデートが行われており、長期的に安心して利用できます。
初心者にも扱いやすい
豊富なテンプレートを活用することで、短時間でプロフェッショナルなサイトを構築可能です。
3.OceanWP
OceanWPは、WooCommerce対応のテーマとして、無料で使えるWooCommerce特化機能が豊富な点が魅力です。
特に、初期費用を抑えながら、フローティングバーや商品クイックビュー機能などの売上アップにつながる便利な機能を手軽に活用したい方におすすめです。
一方で、速度やテンプレートの豊富さ、初心者でも扱いやすい操作性を重視するなら、Astraがより適した選択と言えるでしょう。
軽量で高速
ページの読み込み速度は速いものの、Astraと比較するとやや劣ります。
ただし、WooCommerceの基本機能を十分にカバーする速度は維持されています。
カスタマイズ性
無料版でも色やフォント、レイアウトの調整が可能で、Elementorなどのページビルダーを活用して直感的にデザインを変更できます。
ただし、Gutenberg対応は基本的な機能に留まり、高度なカスタマイズが必要な場合には制限があります。
WooCommerce特化機能
フローティングバーや商品クイックビューなど、ECサイト運営に便利な機能が無料版で利用可能です。
特にこれらの機能が標準装備されている点では、他の無料テーマと比較して大きな強みとなっています。
フローティングバー
ユーザーが商品ページをスクロールして購入ボタンが画面外に出た際に、画面上部に購入ボタンを固定表示する機能です。
これにより、ユーザーは常に購入アクションを取りやすくなります。
クイックビュー
商品一覧ページで、個別の商品ページに移動せずに商品の詳細情報をポップアップ表示で確認できる機能です。
ユーザーの閲覧体験をスムーズにし、購入意欲を高める効果が期待できます。
カートポップアップ
ユーザーが商品をカートに追加した際に、即座にカートの内容をポップアップで表示する機能です。
これにより、ユーザーは現在のカート状況を把握しやすくなり、購入プロセスを円滑に進められます。
気をそらさないカート
購入手続きページで、ヘッダーやサイドバーなどの不要な要素を非表示にし、ユーザーが購入手続きに集中できるようにする機能です。
これにより、離脱率の低減が期待できます。
4.Neve
Neveは、モバイルでの表示速度を重視する方に最適なテーマです。
軽量設計で非常に高速なうえ、AMP対応によりスマートフォンやタブレットでのページ読み込みがさらにスムーズになります。
AMPは、Googleが提唱する技術で、ページを軽量化して表示速度を大幅に向上させる仕組みです。
カスタマイズも簡単で、初心者でも直感的に操作できるのが特徴です。モバイルユーザーが多いサイト運営におすすめです。
軽量で高速
Neveは非常に軽量な設計で、特にモバイル速度に特化しています。
AMP対応が標準で組み込まれているため、スマートフォンやタブレットユーザーにとってストレスが少ないでしょう。
カスタマイズ性
NeveはGutenbergに完全対応しており、カスタムブロックを利用した直感的なデザイン編集が可能です。
また、ElementorやBrizyなどのページビルダーとも連携します。
無料版でもテンプレートが豊富で、初心者でも簡単にプロフェッショナルなサイトを構築できます。
私が選んだテーマはOceanWP
OceanWPは、WooCommerceとの互換性が高く、売上アップに直結する機能を豊富に備えたテーマです。
ネットショップを運営する上では、売上アップは重要なポイントですよね。
特に、フローティング購入ボタンやクイックビュー、カートポップアップなどの機能は、コンバージョン率の向上が期待できます。
また、カスタマイズ性にも優れており、商品のレイアウトや購入手続きページのデザインなど、細かい設定が可能です。
これにより、ブランドイメージを重視した小規模ショップにも最適なデザインを構築できます。
WooCommerceの公式テーマであるStorefrontは安心感がありますが、OceanWPはその安心感に加え、無料でカスタマイズできる範囲が広いです。
サイトのスピード面ではAstraやNeveに劣る部分はありますが、OceanWPも十分高速で実際の運用には問題ありません。
総合的に見て、OceanWPはWooCommerceユーザーにとって、売上アップと運用のしやすさを兼ね備えた最良の選択だと考えています。
WooCommerceテーマを無料で選ぶメリットと注意点
WooCommerceでオンラインショップを運営する際、テーマ選びは非常に重要なポイントです。
有料テーマと無料テーマの選択に迷う方も多いでしょう。
しかし、小規模ショップや初めての運営であれば、無料テーマでも十分です。
WooCommerceテーマを無料で選ぶメリットと注意点
以下では、無料テーマのメリットと注意点を解説し、さらに無料テーマと有料テーマの違いについても触れます。
無料テーマのメリット
- 初期費用がかからない
無料テーマはその名の通り費用が発生しません。特にコストを抑えたい個人事業主やスタートアップには最適です。 - 基本的なWooCommerce機能を備えている
無料テーマでも、商品の表示、カート機能、決済機能などのWooCommerceの基本的な要素を問題なく利用できます。 - プラグインで機能を拡張可能
無料テーマに不足している機能は、WooCommerce専用のプラグインを導入することで補えます。例えば、商品フィルターや高速化プラグインなどを利用すれば、有料テーマに匹敵するサイトを構築することができます。 - 公式ディレクトリで信頼性が高い
多くの無料テーマはWordPress公式ディレクトリで提供されており、一定の基準をクリアしています。セキュリティ面でも安心して利用できます。
無料テーマの注意点
- カスタマイズが制限される場合がある
無料テーマでは、デザインの自由度やカスタマイズの範囲が限定されている場合があります。 - サポート体制が限定的
無料テーマのサポートはフォーラム中心のケースが多く、トラブル発生時にすぐに対応してもらえないことがあります。 - アップデート頻度が低いテーマもある
一部の無料テーマでは、開発やメンテナンスが停止されていることがあります。これにより、WordPressやWooCommerceの更新に対応できず、不具合やセキュリティリスクが生じる可能性があります。
無料テーマ vs 有料テーマ
項目 | 無料テーマ | 有料テーマ |
---|---|---|
デザイン | シンプルで基本的なもの | 洗練され選択肢が豊富 |
速度 | 高速なものも多い | 高速とは限らない |
カスタマイズ | 選択肢が少ない | 自由度が高く選択肢が多い |
機能 | 必要に応じてプラグインを追加 | 標準で充実している |
サポート | ネット中心 | 専門のサポートあり |
コスト | 無料 | 有料 |
まずは無料テーマを利用し、必要に応じてそのテーマの有料版や追加機能を導入するのが良いでしょう。
テーマの選び方ポイント
日本語対応
初心者にとって、設定画面やサポートが日本語化されていないテーマは、設定やカスタマイズが難しく感じられる場合があります。
そのため、日本語対応のテーマや、プラグインで日本語化が可能なテーマを選ぶと安心です。
WooCommerceとの互換性
WooCommerceに対応していることが公式に明記されているテーマを選びましょう。
互換性がない場合、カート機能や商品表示が正常に動作しない可能性があります。
具体例として、StorefrontやAstraは公式に互換性が確認されているテーマです。
軽量で高速なテーマ
軽量なテーマを選ぶことで、ページ読み込み速度が速くなり、SEOやユーザビリティの向上が期待できます。
例えば、AstraやStorefrontは軽量テーマとして評価されています。
遅いテーマは訪問者の離脱率を高める原因となるため、初期段階から高速なテーマを選ぶことが重要です。
カスタマイズ性の高さ
カスタマイズ性の高いテーマは、デザインや機能を必要に応じて柔軟に調整できるため便利です。
最初はシンプルなデザインで十分ですが、サイトの成長に合わせて変更や追加ができるテーマを選びましょう。
特に、カスタムCSS対応やページビルダー(例:Elementor)との互換性があるテーマが便利です。
長期的なサポートとアップデートの保証
テーマが定期的に更新され、サポートが継続的に提供されていることを確認することは非常に重要です。
更新が停止しているテーマを使用すると、以下のような問題が発生する可能性があります。
- 互換性の問題:WordPressやWooCommerceのアップデートに追随できず、デザインや機能が崩れるリスクがある。
- セキュリティリスク:最新のセキュリティ基準やPHPバージョンに対応していない場合、攻撃に対して脆弱になる。
信頼性の高いテーマ例
StorefrontやAstraは、WooCommerceやWordPressのアップデートに迅速に対応しており、長期的な運用でも安心して使用できるテーマの一例です。
無駄な選定ポイントを排除する理由
- デザインや見た目は必要最低限で十分
プラグインやCSSで後から調整可能なため、初期段階ではデザインにこだわりすぎる必要はありません。 - 多機能すぎるテーマは避ける
初期設定やメンテナンスが複雑になることが多く、運営が難しくなる場合があります。 - 無料テーマは最低限の使いやすさと互換性があれば十分
WooCommerceとの互換性や基本的な機能を満たしているテーマを選べば、小規模なショップ運営においては問題ありません。
WooCommerceにおすすめな日本語対応の無料テーマまとめ
小規模なショッピングサイトを効率的に作成したい場合、無料テーマは非常に有力な選択肢です。
初期費用を抑えながらも、必要な機能を備えたテーマを活用することで、安心してネットショップ運営を始められます。
おすすめの無料テーマ
- Storefront(WooCommerce公式テーマ)
- WooCommerceの公式テーマとして、互換性と安定性は抜群。
- シンプルな構造で、初心者にも扱いやすい。
- OceanWP(売上アップを狙うなら)
- クイックビューやフローティング購入ボタンなど、WooCommerce特化の便利機能が豊富。
- 細かいデザイン調整が可能で、ECサイトの拡張性が高い。
- Astra(総合的におすすめ)
- テンプレートの豊富さとカスタマイズ性が魅力。
- 軽量で高速、長期的な運用にも適しているため、初心者から中級者まで幅広く対応可能。
- Neve(モバイル速度重視なら)
- AMP対応により、モバイルでの表示速度が非常に速い。
- シンプルで軽量な設計のため、モバイルユーザーが多いショップに最適。
無料テーマでのスタートがおすすめ
まずは無料テーマを活用し、必要に応じて有料バージョンやプラグインで機能を追加するのが効果的です。
最初から完璧を目指すのではなく、運営をしながら成長させるアプローチが安心です。
シンプルさを重視するなら「Astra」、多少カスタマイズに手間がかかっても売上を狙いたいなら「OceanWP」が最適な選択肢です。
自分のショップの規模や運営スタイルに合ったテーマを選び、効果的なオンラインショップ運営を始めてみてください!
コメント