Googleアナリティクスで自分を除外できない?2025年度版の手順を徹底解説

Googleアナリティクス自分を除外

Googleアナリティクスで自分を除外できない

このような問題を解決します。

Googleアナリティクスは、使い方が分かりにくく設定が難しいと感じているのではないでしょうか。

しかも、画面の仕様がコロコロ変わって、その度に使い方が分からなくなる。

そんな経験ありませんか。

ですが、この記事にたどり着いたあなたは、私が解説する手順通りに設定すれば、Googleアナリティクスから自分を除外することができます。

私が実際に設定した手順を画像付きで分かりやすくまとめました。

すっきり解決したいという方は、このまま読み進めてください。

目次

PCでGoogleアナリティクスの自分を除外する3つの方法

Googleアナリティクスの自分を除外する3つの方法(PC)

Google アナリティクス(GA4)で自分のアクセスを除外する方法を解説します。

方法はいくつかありますが、PCでの代表的な方法を3つご紹介します。

①拡張機能で除外

ブラウザの 拡張機能(アドオン) を使えば、Google アナリティクスのトラッキングを簡単に無効化できます。

「Google Analytics オプトアウト アドオン」というGoogle公式のアドオンを使用します。

メリット
  • 最も簡単でおすすめ!
  • インストールするだけでGA4から除外される
  • 設定不要で、自動で適用される
注意点
  • PCのみ対応(スマホには使えない)
  • ブラウザごとにインストールが必要
  • シークレットモードでは適用されない場合がある
📌対応ブラウザ
  • Google Chrome
  • Microsoft Edge
  • Mozilla Firefox
  • Apple Safari

②IPアドレスで除外

自宅やオフィスの Wi-FiのIPアドレスが固定 の場合は、Google アナリティクスの管理画面でIPアドレスを除外するのが最も簡単な方法 です。

IPアドレスを設定すれば、そのIPからアクセスするすべての端末(PC・スマホ・タブレット)が除外されます。

設定が少し難しいですが、この記事でご紹介している手順通りにすれば設定が可能です。

メリット
  • Wi-Fiに接続しているPC・スマホ・タブレットを一括除外できる
  • ブラウザに依存しない
  • キャッシュ削除やシークレットモードの影響を受けない
注意点
  • IPアドレスが「固定」でないと適用できない
  • モバイル回線(4G/5G)では適用できない
📌 こんな人におすすめ
  • 自宅やオフィスで決まったWi-Fiを使う人
  • PCもスマホもまとめて除外したい人(Wi-Fi利用時のみ)

③Google タグマネージャーで設定

Google タグマネージャーを使って、特定のクッキーが設定されている場合にGA4のタグを発火しないようにする方法 です。
PCでは設定可能ですが、スマホでは開発者ツールの利用が難しく、実用的ではありません。

メリット
  • PCの複数のブラウザに適用できる
  • モバイル回線(4G/5G)でも理論上は除外可能(ただし設定が困難)
  • IPアドレスに依存しないため、固定IPがなくても利用できる
注意点
  • スマホではクッキーを設定するのが困難なため、実質PC専用の方法
  • 各ブラウザごとに手動でクッキーを設定する必要がある
  • クッキーを削除すると再設定が必要
  • シークレットモードでは適用されない
  • GTMの設定がやや面倒(初心者向けではない)
📌 こんな人におすすめ
  • PCのGoogle アナリティクスのアクセスを除外したい人
  • IPアドレス除外が使えない環境の人(動的IPなど)
  • Google タグマネージャーをすでに使っている人

どれがオススメ?

結論、拡張機能で除外するのが最も簡単でおすすめです。

方法PCスマホ難易度シークレットモードおすすめの人
拡張機能で除外★☆☆PCだけを簡単に除外したい人
IPアドレスで除外WI-FIのみ★★☆Wi-Fi環境でまとめて除外したい人
GTMでクッキー除外★★★PCでIP除外ができない場合の代替策

スマホでGoogleアナリティクスの自分を除外する方法と手順

スマホでGoogleアナリティクスの自分を除外する方法(iPhone・Android)

スマホでGoogleアナリティクスのアクセスを除外する場合、PCのように拡張機能を利用することができないため、アプリを使うのが一般的 です。

ただし、iPhoneとAndroidでは対応するアプリが異なるため、環境に応じて適切な方法を選びましょう。

iPhoneの場合

iPhoneでは、広告ブロックアプリを使ってGoogleアナリティクスのトラッキングを無効化 できます。

以下のアプリのいずれかを導入しましょう。

ちなみに私は「AdGuard」を使っています。

✅使用できるアプリ

  • Adblock Plus for Safari (ABP)
  • AdFilter
  • AdGuard

📌 設定方法(Safari)

STEP
App Storeから上記のいずれかのアプリをダウンロード
STEP
iPhoneの「設定」アプリ を開く
STEP
「Safari」 → 「コンテンツブロッカー」 を選択

すべてのWebサイトのスライドをONに設定します。

STEP
ダウンロードしたアプリをONに設定

これで、Googleアナリティクスのトラッキングがブロックされ、自分のアクセスが計測されなくなります。

Andoroidの場合

Androidでは、広告ブロック機能のあるブラウザアプリを使用する方法が一般的 です。

以下のブラウザを導入すると、Googleアナリティクスのスクリプトをブロックできます。

以下の内、いずれかのアプリを使って除外設定します。

✅使用できるアプリ

  • Sleipnir Mobile
  • Adblocker
  • Free Adblocker

📌 設定方法(Safari)

STEP
Google Play ストアから上記のいずれかのアプリをダウンロード
STEP
ブラウザの設定から「トラッキング防止」を有効化
STEP
このブラウザを使ってサイトを閲覧すると、Googleアナリティクスのトラッキングが無効化される

これで、Androidでも自分のアクセスを除外できます。

Googleアナリティクスの自分を除外する手順

Googleアナリティクスの自分を除外する手順(PCの場合)

PCでGoogleアナリティクスから自分を除外する手順について解説します。

お勧めする順番に解説しますね。

  • ブラウザ拡張機能を使う
  • IPアドレスで除外
  • GTMでクッキー除外

①ブラウザ拡張機能を使う

Chromeの「Google Analytics オプトアウト アドオン」をインストールすると、自動で除外できます。

最も簡単な方法でおすすめです。

ブラウザごとにアドオンのインストールが必要で、以下のブラウザに対応しています。

  • Google Chrome
  • Microsoft Edge
  • Mozilla Firefox
  • Apple Safari

それぞれのブラウザでの設定手順を解説します。

Google Chromeでの導入手順

STEP
拡張機能をインストール

Google アナリティクス オプトアウト アドオン公式ページにアクセスします。

https://tools.google.com/dlpage/gaoptout?hl=ja

「Google アナリティクス オプトアウトをダウンロード」をクリックします。

ブラウザ拡張機能を使う1

「Chromeに追加」をクリックします。

ブラウザ拡張機能を使う2

「拡張機能を追加」をクリックします。

自動で有効化されます。

ブラウザ拡張機能を使う3
STEP
ブラウザを再起動

ブラウザを再起動します。

STEP
自分のアクセスがカウントされないか確認

Googleアナリティクスで、除外できているか確認します。

Microsoft Edgeでの導入手順

STEP
拡張機能をインストール

Google アナリティクス オプトアウト アドオン公式ページにアクセスします。

https://tools.google.com/dlpage/gaoptout?hl=ja

「Google アナリティクス オプトアウトをダウンロード」をクリックします。

ブラウザ拡張機能を使う4

「インストール」をクリックします。

ブラウザ拡張機能を使う5

「拡張機能を追加」をクリックします。

ブラウザ拡張機能を使う6

自動で有効化されます。

STEP
ブラウザを再起動

ブラウザを再起動します。

STEP
自分のアクセスがカウントされないか確認

Googleアナリティクスで、除外できているか確認します。

Mozilla Firefoxでの導入手順

STEP
拡張機能をインストール

Firefoxのアドオン配布ページにアクセスします。

https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/google-analytics-opt-out/?utm_source=addons.mozilla.org&utm_medium=referral&utm_content=search

「Firefoxへ追加」をクリックします。

ブラウザ拡張機能を使う7

「追加」をクリックします。

ブラウザ拡張機能を使う8

「OK」をクリックします。

ブラウザ拡張機能を使う9

自動で有効化されます。

STEP
ブラウザを再起動

ブラウザを再起動します。

STEP
自分のアクセスがカウントされないか確認

Googleアナリティクスで、除外できているか確認します。

②IPアドレスで除外する

手順

STEP

「Googleマーケティングプラットフォームにログインする」をクリックします。

IPアドレスで除外する1

アナリティクスをクリックします。

IPアドレスで除外する2
STEP
対象のプロパティを選択

アカウント名をクリックします。

IPアドレスで除外する3

除外するプロパティをクリックします。

IPアドレスで除外する4
STEP
[データ ストリーム] を開く

データストリームをクリックします。

IPアドレスで除外する5

サイトURLをクリックします。

IPアドレスで除外する6
STEP
[タグ設定] をクリック

「タグ設定を行う」をクリックします。

IPアドレスで除外する7

「もっと見る」をクリックします。

IPアドレスで除外する8
STEP
[内部トラフィックの定義] を設定

「内部トラフィックの定義」をクリックします。

IPアドレスで除外する9

「作成」をクリックします。

IPアドレスで除外する10

以下のように設定し「作成」をクリックします。

  • ルール名:例)自分除外
  • IPアドレス(マッチタイプ):IPアドレスが次と等しい
  • 値:IPアドレスを調べて入力
IPアドレスで除外する11
IPアドレスで除外する12

内部トラフィックルールが作成されていることを確認して、「×印」をクリックして内部トラフィックの定義を閉じます。

IPアドレスで除外する13

「×印」をクリックしてGoogleタグを閉じます。

IPアドレスで除外する14

「×印」をクリックしてウェブストリームの詳細を閉じます。

IPアドレスで除外する15
STEP
「データフィルタ」で「内部トラフィック」を除外

データフィルタをクリックします。

IPアドレスで除外する16

以下の個所をクリックします。

IPアドレスで除外する17

フィルタの状態を「有効」に設定して、「保存」をクリックします。

IPアドレスで除外する18

「フィルタを有効にする」をクリックします。

IPアドレスで除外する19

現在の状態が「有効」になっていれば設定完了です。

IPアドレスで除外する20

💡 注意

  • 動的IP(定期的に変わるIP)を使っていると、この方法はうまく機能しません。

③Google タグマネージャーで除外

Google タグマネージャーを使うと、特定のPCを除外できます。

今回はMicrosoft Edgeのブラウザで、特定のPCだけ除外する設定についてご紹介します。

この設定は、ブラウザごとにクッキーの設定が必要なので、かなり手間です。

※GoogleタグマネージャーとGoogleアナリティクスを事前に設定しておく必要があります。

手順

STEP
Google タグマネージャー(GTM)にログイン

「Googleマーケティングプラットフォームにログインする」をクリックします。

Google タグマネージャーで除外1

タグマネージャーをクリックします。

Google タグマネージャーで除外2

除外設定するコンテナを選択します。

Google タグマネージャーで除外3
STEP
新しい変数を作成

[変数] > [新規] > [ファーストパーティクッキー]

変数をクリックします。

Google タグマネージャーで除外4

新規をクリックします。

Google タグマネージャーで除外5

以下の個所をクリックします。

Google タグマネージャーで除外5

「ファーストパーティCookie」をクリックします。

Google タグマネージャーで除外6

クッキー名を「exclude_me」(例)として入力し、保存をクリックします。

Google タグマネージャーで除外7

変数名を「Exclude_Me_Cookie」(例)と入力します。

Google タグマネージャーで除外8
STEP
新しいトリガーを作成

[トリガー] > [新規] > [ページビュー]

トリガーをクリックします。

Google タグマネージャーで除外9

新規を作成します。

Google タグマネージャーで除外10

以下の個所をクリックします。

Google タグマネージャーで除外11

ページビューをクリックします。

Google タグマネージャーで除外12

以下のように設定して、保存をクリックします。

  • 一部のページビューを選択
  • 等しくないを選択
  • “true”と入力
Google タグマネージャーで除外13

トリガー名を「GA4 – ページビュー (自分を除外)」(例)と入力し、保存をクリックします。

Google タグマネージャーで除外14
STEP
GA4タグのトリガー設定

先ほど作ったトリガーをGA4のタグに適用します。

タグをクリックします。

Google タグマネージャーで除外15

Googleアナリティクのタグ(GA4設定)をクリックします。

※事前にGoogleタグマネージャとGoogleアナリティクスの連携設定が必要です。

Google タグマネージャーで除外16

トリガーの鉛筆マークをクリックします。

Google タグマネージャーで除外17

「Initalization-All Pages」右にある「-」をクリックして削除します。

Google タグマネージャーで除外18

以下の個所をクリックします。

Google タグマネージャーで除外19

「GA4 – ページビュー (自分を除外)」をクリックします。

Google タグマネージャーで除外20

保存をクリックします。

Google タグマネージャーで除外21

タグが設定できていることを確認します。

配信トリガーが「GA4 – ページビュー (自分を除外)」になっていれば設定完了です。

Google タグマネージャーで除外22
STEP
自分のアクセスを除外するクッキーを手動でセット

プレビューをクリックします。

Google タグマネージャーで除外23

サイトULRを入力して、リンクをクリックします。

Google タグマネージャーで除外24

サイトが開きます。

キーボードのF12を押して、開発者ツールを開きます。

Google タグマネージャーで除外25

コンソールをクリックします。

Google タグマネージャーで除外26

赤枠の個所に以下のコードを入力します。

document.cookie = "exclude_me=true; path=/";
Google タグマネージャーで除外27

以下のようなエラーが出た場合、指示に従い「貼り付けを許可する」を入力します。

「警告: 理解できない、または自分で確認していないコードを DevTools コンソールに貼り付けないでください。これにより、攻撃者がユーザーの ID を盗んだり、コンピューターを制御したりする可能性があります。下に 「貼り付けを許可する」と入力し、Enter キーを押して貼り付けられるようにしてください。」

Google タグマネージャーで除外28

再度以下を入力します。

document.cookie = "exclude_me=true; path=/";
Google タグマネージャーで除外29

クッキー exclude_me=true が設定されました。

これで、GTMの設定により、自分のアクセスが除外されます。

STEP
ページのリロード

クッキーの設定を適用し、ページ全体に反映させます。

開発者ツールの「アプリケーション」タブをクリックします。

Google タグマネージャーで除外30

「ストレージ」>「Cookie」>「▼マークをクリック」>「サイトURL」をクリックします。

Google タグマネージャーで除外31

exclude_me = “true” になっているかチェックします。

Google タグマネージャーで除外32

キーボードのF5をクリックしてページをリロードします。

れで、ブラウザに exclude_me=true のCookieがセットされ、次のページ読み込みからGA4のトラッキングが無効にります。

STEP
GTMのプレビューで動作確認

GTMに戻り、続行をクリックします。

Google タグマネージャーで除外33

GA4のタグが「未配信のタグ(発火しなかったタグ)」に入っている ため、設定は成功しています。

Google タグマネージャーで除外34

未配信のタグにGA4タグが表示されていない場合、STEP5~6の際に、複数のサイトURLを開いていたことが原因の可能性があります。

その場合は、再度STEP5~7を実行してください。

STEP
Googleアナリティクスのリアルレポートで確認

Googleアナリティクスのリアルタイムレポートを開き、自分のアクセスが記録されていないか確認します。

記録されていなければ完全に成功です。

STEP
問題なければ GTM を「公開」

GTMの公開ボタンをクリックします。

Google タグマネージャーで除外35

以下のように入力して、公開をクリックします。

バージョン名:GA4 – 自分のアクセス除外設定

バージョンの説明:

  • GA4のタグに「exclude_me=true」のクッキーが設定されている場合は発火しないトリガーを追加
  • GTMのプレビューでテスト済み
  • GA4リアルタイムレポートで動作確認済み
Google タグマネージャーで除外36

これで、自分のPCではアナリティクスにデータが送信されなくなります。

💡 メリット

  • IPが変わっても機能する
  • 複数のデバイスを手動で除外できる

💡 デメリット

  • クッキーを削除すると再度設定が必要

Googleアナリティクスで自分を除外する方法まとめ

Googleアナリティクスで自分を除外する方法まとめ

この記事では、Googleアナリティクスのトラッキングから自分を除外する方法とその手順について解説してきました。

■PCで除外する3つの方法

  • 拡張機能で除外
  • IPアドレスで除外
  • Google タグマネージャーでクッキーを設定

この中でもっともおすすめなのは、「①拡張機能で除外」です。

簡単に設定できるので、ぜひ試してみて下さい。

また、スマホでの除外設定にはアプリが必要です。

iPhoneの場合
  • Adblock Plus for Safari (ABP)
  • AdFilter
  • AdGuard
Androidの場合
  • Sleipnir Mobile
  • Adblocker
  • Free Adblocker

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