Googleアナリティクスで自分を除外できない
このような問題を解決します。
Googleアナリティクスは、使い方が分かりにくく設定が難しいと感じているのではないでしょうか。
しかも、画面の仕様がコロコロ変わって、その度に使い方が分からなくなる。
そんな経験ありませんか。
ですが、この記事にたどり着いたあなたは、私が解説する手順通りに設定すれば、Googleアナリティクスから自分を除外することができます。
私が実際に設定した手順を画像付きで分かりやすくまとめました。
すっきり解決したいという方は、このまま読み進めてください。
PCでGoogleアナリティクスの自分を除外する3つの方法

Google アナリティクス(GA4)で自分のアクセスを除外する方法を解説します。
方法はいくつかありますが、PCでの代表的な方法を3つご紹介します。
①拡張機能で除外
ブラウザの 拡張機能(アドオン) を使えば、Google アナリティクスのトラッキングを簡単に無効化できます。
「Google Analytics オプトアウト アドオン」というGoogle公式のアドオンを使用します。
- 最も簡単でおすすめ!
- インストールするだけでGA4から除外される
- 設定不要で、自動で適用される
- PCのみ対応(スマホには使えない)
- ブラウザごとにインストールが必要
- シークレットモードでは適用されない場合がある
- Google Chrome
- Microsoft Edge
- Mozilla Firefox
- Apple Safari
②IPアドレスで除外
自宅やオフィスの Wi-FiのIPアドレスが固定 の場合は、Google アナリティクスの管理画面でIPアドレスを除外するのが最も簡単な方法 です。
IPアドレスを設定すれば、そのIPからアクセスするすべての端末(PC・スマホ・タブレット)が除外されます。
設定が少し難しいですが、この記事でご紹介している手順通りにすれば設定が可能です。
- Wi-Fiに接続しているPC・スマホ・タブレットを一括除外できる
- ブラウザに依存しない
- キャッシュ削除やシークレットモードの影響を受けない
- IPアドレスが「固定」でないと適用できない
- モバイル回線(4G/5G)では適用できない
- 自宅やオフィスで決まったWi-Fiを使う人
- PCもスマホもまとめて除外したい人(Wi-Fi利用時のみ)
③Google タグマネージャーで設定
Google タグマネージャーを使って、特定のクッキーが設定されている場合にGA4のタグを発火しないようにする方法 です。
PCでは設定可能ですが、スマホでは開発者ツールの利用が難しく、実用的ではありません。
- PCの複数のブラウザに適用できる
- モバイル回線(4G/5G)でも理論上は除外可能(ただし設定が困難)
- IPアドレスに依存しないため、固定IPがなくても利用できる
- スマホではクッキーを設定するのが困難なため、実質PC専用の方法
- 各ブラウザごとに手動でクッキーを設定する必要がある
- クッキーを削除すると再設定が必要
- シークレットモードでは適用されない
- GTMの設定がやや面倒(初心者向けではない)
- PCのGoogle アナリティクスのアクセスを除外したい人
- IPアドレス除外が使えない環境の人(動的IPなど)
- Google タグマネージャーをすでに使っている人
どれがオススメ?
結論、拡張機能で除外するのが最も簡単でおすすめです。
方法 | PC | スマホ | 難易度 | シークレットモード | おすすめの人 |
---|---|---|---|---|---|
拡張機能で除外 | ★☆☆ | PCだけを簡単に除外したい人 | |||
IPアドレスで除外 | WI-FIのみ | ★★☆ | Wi-Fi環境でまとめて除外したい人 | ||
GTMでクッキー除外 | ★★★ | PCでIP除外ができない場合の代替策 |
スマホでGoogleアナリティクスの自分を除外する方法と手順

スマホでGoogleアナリティクスのアクセスを除外する場合、PCのように拡張機能を利用することができないため、アプリを使うのが一般的 です。
ただし、iPhoneとAndroidでは対応するアプリが異なるため、環境に応じて適切な方法を選びましょう。
iPhoneの場合
iPhoneでは、広告ブロックアプリを使ってGoogleアナリティクスのトラッキングを無効化 できます。
以下のアプリのいずれかを導入しましょう。
ちなみに私は「AdGuard」を使っています。
✅使用できるアプリ
- Adblock Plus for Safari (ABP)
- AdFilter
- AdGuard
📌 設定方法(Safari)
すべてのWebサイトのスライドをONに設定します。
これで、Googleアナリティクスのトラッキングがブロックされ、自分のアクセスが計測されなくなります。
Andoroidの場合
Androidでは、広告ブロック機能のあるブラウザアプリを使用する方法が一般的 です。
以下のブラウザを導入すると、Googleアナリティクスのスクリプトをブロックできます。
以下の内、いずれかのアプリを使って除外設定します。
✅使用できるアプリ
- Sleipnir Mobile
- Adblocker
- Free Adblocker
📌 設定方法(Safari)
これで、Androidでも自分のアクセスを除外できます。
Googleアナリティクスの自分を除外する手順

PCでGoogleアナリティクスから自分を除外する手順について解説します。
お勧めする順番に解説しますね。
- ブラウザ拡張機能を使う
- IPアドレスで除外
- GTMでクッキー除外
①ブラウザ拡張機能を使う
Chromeの「Google Analytics オプトアウト アドオン」をインストールすると、自動で除外できます。
最も簡単な方法でおすすめです。
ブラウザごとにアドオンのインストールが必要で、以下のブラウザに対応しています。
- Google Chrome
- Microsoft Edge
- Mozilla Firefox
- Apple Safari
それぞれのブラウザでの設定手順を解説します。
Google Chromeでの導入手順
Google アナリティクス オプトアウト アドオン公式ページにアクセスします。
https://tools.google.com/dlpage/gaoptout?hl=ja
「Google アナリティクス オプトアウトをダウンロード」をクリックします。

「Chromeに追加」をクリックします。

「拡張機能を追加」をクリックします。
自動で有効化されます。

ブラウザを再起動します。
Googleアナリティクスで、除外できているか確認します。
Microsoft Edgeでの導入手順
Google アナリティクス オプトアウト アドオン公式ページにアクセスします。
https://tools.google.com/dlpage/gaoptout?hl=ja
「Google アナリティクス オプトアウトをダウンロード」をクリックします。

「インストール」をクリックします。

「拡張機能を追加」をクリックします。

自動で有効化されます。
ブラウザを再起動します。
Googleアナリティクスで、除外できているか確認します。
Mozilla Firefoxでの導入手順
Firefoxのアドオン配布ページにアクセスします。
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/google-analytics-opt-out/?utm_source=addons.mozilla.org&utm_medium=referral&utm_content=search
「Firefoxへ追加」をクリックします。

「追加」をクリックします。

「OK」をクリックします。

自動で有効化されます。
ブラウザを再起動します。
Googleアナリティクスで、除外できているか確認します。
②IPアドレスで除外する
手順
アカウント名をクリックします。

除外するプロパティをクリックします。

データストリームをクリックします。

サイトURLをクリックします。

「タグ設定を行う」をクリックします。

「もっと見る」をクリックします。

「内部トラフィックの定義」をクリックします。

「作成」をクリックします。

以下のように設定し「作成」をクリックします。
- ルール名:例)自分除外
- IPアドレス(マッチタイプ):IPアドレスが次と等しい
- 値:IPアドレスを調べて入力


内部トラフィックルールが作成されていることを確認して、「×印」をクリックして内部トラフィックの定義を閉じます。

「×印」をクリックしてGoogleタグを閉じます。

「×印」をクリックしてウェブストリームの詳細を閉じます。

データフィルタをクリックします。

以下の個所をクリックします。

フィルタの状態を「有効」に設定して、「保存」をクリックします。

「フィルタを有効にする」をクリックします。

現在の状態が「有効」になっていれば設定完了です。

💡 注意
- 動的IP(定期的に変わるIP)を使っていると、この方法はうまく機能しません。
③Google タグマネージャーで除外
Google タグマネージャーを使うと、特定のPCを除外できます。
今回はMicrosoft Edgeのブラウザで、特定のPCだけ除外する設定についてご紹介します。
この設定は、ブラウザごとにクッキーの設定が必要なので、かなり手間です。
※GoogleタグマネージャーとGoogleアナリティクスを事前に設定しておく必要があります。
手順
「Googleマーケティングプラットフォームにログインする」をクリックします。

タグマネージャーをクリックします。

除外設定するコンテナを選択します。

[変数] > [新規] > [ファーストパーティクッキー]
変数をクリックします。

新規をクリックします。

以下の個所をクリックします。

「ファーストパーティCookie」をクリックします。

クッキー名を「exclude_me」(例)として入力し、保存をクリックします。

変数名を「Exclude_Me_Cookie」(例)と入力します。

[トリガー] > [新規] > [ページビュー]
トリガーをクリックします。

新規を作成します。

以下の個所をクリックします。

ページビューをクリックします。

以下のように設定して、保存をクリックします。
- 一部のページビューを選択
- 等しくないを選択
- “true”と入力

トリガー名を「GA4 – ページビュー (自分を除外)」(例)と入力し、保存をクリックします。

先ほど作ったトリガーをGA4のタグに適用します。
タグをクリックします。

Googleアナリティクのタグ(GA4設定)をクリックします。
※事前にGoogleタグマネージャとGoogleアナリティクスの連携設定が必要です。

トリガーの鉛筆マークをクリックします。

「Initalization-All Pages」右にある「-」をクリックして削除します。

以下の個所をクリックします。

「GA4 – ページビュー (自分を除外)」をクリックします。

保存をクリックします。

タグが設定できていることを確認します。
配信トリガーが「GA4 – ページビュー (自分を除外)」になっていれば設定完了です。

プレビューをクリックします。

サイトULRを入力して、リンクをクリックします。

サイトが開きます。
キーボードのF12を押して、開発者ツールを開きます。

コンソールをクリックします。

赤枠の個所に以下のコードを入力します。
document.cookie = "exclude_me=true; path=/";

以下のようなエラーが出た場合、指示に従い「貼り付けを許可する」を入力します。
「警告: 理解できない、または自分で確認していないコードを DevTools コンソールに貼り付けないでください。これにより、攻撃者がユーザーの ID を盗んだり、コンピューターを制御したりする可能性があります。下に 「貼り付けを許可する」と入力し、Enter キーを押して貼り付けられるようにしてください。」

再度以下を入力します。
document.cookie = "exclude_me=true; path=/";

クッキー exclude_me=true が設定されました。
これで、GTMの設定により、自分のアクセスが除外されます。
クッキーの設定を適用し、ページ全体に反映させます。
開発者ツールの「アプリケーション」タブをクリックします。

「ストレージ」>「Cookie」>「▼マークをクリック」>「サイトURL」をクリックします。

exclude_me = “true” になっているかチェックします。

キーボードのF5をクリックしてページをリロードします。
れで、ブラウザに exclude_me=true のCookieがセットされ、次のページ読み込みからGA4のトラッキングが無効にります。
GTMに戻り、続行をクリックします。

GA4のタグが「未配信のタグ(発火しなかったタグ)」に入っている ため、設定は成功しています。

未配信のタグにGA4タグが表示されていない場合、STEP5~6の際に、複数のサイトURLを開いていたことが原因の可能性があります。
その場合は、再度STEP5~7を実行してください。
Googleアナリティクスのリアルタイムレポートを開き、自分のアクセスが記録されていないか確認します。
記録されていなければ完全に成功です。
GTMの公開ボタンをクリックします。

以下のように入力して、公開をクリックします。
バージョン名:GA4 – 自分のアクセス除外設定
バージョンの説明:
- GA4のタグに「exclude_me=true」のクッキーが設定されている場合は発火しないトリガーを追加
- GTMのプレビューでテスト済み
- GA4リアルタイムレポートで動作確認済み

これで、自分のPCではアナリティクスにデータが送信されなくなります。
💡 メリット
- IPが変わっても機能する
- 複数のデバイスを手動で除外できる
💡 デメリット
- クッキーを削除すると再度設定が必要
Googleアナリティクスで自分を除外する方法まとめ

この記事では、Googleアナリティクスのトラッキングから自分を除外する方法とその手順について解説してきました。
■PCで除外する3つの方法
- 拡張機能で除外
- IPアドレスで除外
- Google タグマネージャーでクッキーを設定
この中でもっともおすすめなのは、「①拡張機能で除外」です。
簡単に設定できるので、ぜひ試してみて下さい。
また、スマホでの除外設定にはアプリが必要です。
- Adblock Plus for Safari (ABP)
- AdFilter
- AdGuard
- Sleipnir Mobile
- Adblocker
- Free Adblocker
この中からアプリを選んでインストールしてみましょう。
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